こんにちは。Yudaiです。
今回は大手セレクトショップと都内古着屋で働く、ファッション、アパレル業界8年目の現役販売員の僕がメンズファッションの基本についてお話ししたいと思います。
紹介する5つのポイントはとても基本的で、僕たちプロでも確実に意識していることになります。
例外ももちろんありますが、あくまでも最低限でセオリーな基礎なので、そんな事分かってるよ!って人は読み飛ばしてもらって大丈夫です。
コーディネートの種類を知ろう!
日本で見かける多くのコーディネートの種類は大きく分けて2つしかありません。
それはフォーマルとカジュアルです。
もちろん例外もあったりしますが、基本的にはこの2つから細分化され、色々なスタイルが枝分かれしていきます。
フォーマルとは?
フォーマルとは、言葉の意味をそのまま解説すると「正式な、形式的な」という様な意味になります。
つまり、スーツやタキシードの様な正装のことですね。
ぶっちゃけ、日本では、ビジネス、冠婚葬祭以外では、ほぼ使わないスタイルですので、そこまで深く考えなくても良いでしょう。
スーツスタイルは、死ぬほど奥が深いので興味がある方だけ勉強していただければいいと思います。(イギリス、イタリア、アメリカなど国によってスタイルが全く異なり、歴史が非常に奥深いです。)
フォーマルについてはこの程度の知識で大丈夫です。今回の記事で言うメンズファッションとはカジュアルをメインに指しますのでフォーマルはこのくらいにしておきましょう。
カジュアルとは?
カジュアルについてめちゃくちゃ詳しく説明してしまうと、5時間くらいかかってしまうので、超簡単に分かりやすく説明します。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
めちゃくちゃ端的に一言でいうと、
スーツ以外の全ての洋服という認識で大丈夫です。
アイテムで言うと、デニムパンツや、チノパン、スウェットや、パーカー、Tシャツ、スニーカーなどが挙げられるでしょう。
上記のようなアイテムでコーディネートをすると、カジュアルスタイルのコーディネートという様になります。
カジュアルスタイルはアメリカの影響を色濃く受けている為、デニムパンツや、チノパンと言ったカジュアルというと多くの人が想像するアイテムが、日本でも定番になっている訳です。(この理由は簡単に言うと第二次世界大戦で日本が敗戦した後、アメリカが日本に介入して来たからです。)
もう少しだけカジュアルについて掘り下げると、ストリート系、アメカジ系、と言ったよく聞くワードもカジュアルの中に分類されます。
日本人がよく好むキレイ目と言われるスタイルもあります。これはテーラードジャケットや、スラックスといった、フォーマル寄りのアイテムをカジュアル風に着こなすスタイルです。(こちらもまた別の記事で詳しく解説したいと思います。)
TPOを弁えよう!
2つ目は、TPOに合わせてコーディネートをするという事です。
TPOとは、Time(時)、Place(場所)、Occation(場合、場面)の略です。
つまり時と場所と場面に合わせて、服装を変えよう!ということです。
例えば、友達とキャンプに出掛けるのにスーツを着ていく人なんていませんよね。
また、女性と高級なディナーに出掛けるのにTシャツにデニムパンツを着ていく人もいないと思います。(そう言った高級なホテル等ではドレスコードが設けられている場合がほとんどです。)このようなシチュエーションでは、スーツや、テーラードジャケットにスラックスなどキレイ目と言われるスタイルがほとんどです。
これはオシャレとか、ファッションのポイントとか言うよりもマナーや礼儀に近いかもしれません。
TPOを弁えた服装、ファッションをする事で、それなりにファッションに気を遣っているという印象を他人に与える事が出来ます。つまりオシャレに見られやすい。という事です。
たまに、普段のデートにスーツで出掛けるという話を耳にしますが、やめましょう。TPOに合っていません。女性を気まずくさせてしまうだけです。スーツスタイルは特別な日に取っておきましょう。僕のブログを読んで最低限でもカジュアルスタイルを学んで頂けると幸いです。
さて、これ以降お伝えするメンズファッションの基本は、このTPOを踏まえた上でのポイントになります。
次に行きましょう。
定番の色の合わせ方を知ろう!
3つ目は洋服の色の合わせ方、選び方をある程度知っておくという事です。
これだけ選んでおけば、間違いないおすすめは下記の色です。
- ホワイト
- ベージュ
- ネイビー(ブルーデニム含む)
- ブラック
- グレー
この5つの色はファッション初心者におすすめです。
なぜ、おすすめかというと、この5色は、ファッション上級者でもベースとして使う色だからです。この5色を上手く使えるようになってから、レッド、イエロー、グリーンと言った色ものを付け加えていきます。
具体的な定番の合わせ方は、
- トップス×パンツ
で行くと、
- ホワイト×ブラック
- ホワイト×ネイビー
- グレー×ブラック
- グレー×ネイビー
- ブラック×ベージュ
この辺りがベーシックで基礎となるおすすめの合わせ方です。
ポイントは、パンツに暗めの色を持ってくる事です。上下でコントラストをはっきりさせる事でメリハリのある印象を与える事ができます。スニーカーはホワイトか、ブラックがおすすめです。
逆に、パンツに明るめな色を持ってくると少しコーディネートの難易度が上がってしまいます。上が重くて、下が軽くなると、単純にバランスが悪く見えるからです。
また、上下で同系色の合わせ方にも気をつけましょう。暖色系で合わせてしまうと、全体的ぼやけてしまったり、寒色系で合わせるとコーディネートが重たく見えてしまったりするので、これもまた難易度が上がります。
全く絶対にダメという訳ではありませんが、帽子や、アクセサリー、スニーカーなどバランスを取らないといけない、他に気をつけないといけないポイントが増えてしまう為、難易度が上がるという言い方をしています。
最後に、本当にファッションレベルの高い上級者は、おすすめした5色だけでコーディネートする方もとても多いです。
それくらい上記の5色が大切で重要だという事です。
洋服の色選びに困った時には、是非参考にしてみてください!
サイズ感でバランスを考えよう!
4つ目のサイズ感は5つのポイントの中でも上位で重要だと言っても過言ではないでしょう。
理由は、サイズ感が1番トレンド感に反映されやすいからです。
2021年現在のおすすめのサイズ感は、ここ数年トレンドである、ゆったり目、オーバーサイズです。
5、6年前はタイト目で細身なシルエット、例えばスキニーパンツや、タイトなTシャツなどがトレンドとして流行っていましたが、今はもうおすすめしません。というか絶対やめましょう。時代遅れな人だと思われ、オシャレという言葉からはかけ離れた印象を与えてしまいます。
今であれば、パンツもトップスも程よいゆとり感を持った物を選びましょう。
僕自身がお店でお客さんを接客していて、ゆったりとした洋服に馴染みが無い人は、見慣れない為、自分には合わないと決めつける人が多くいます。
冒頭でも話した、サイズ感を掴む事は、トレンド感を掴む事とほぼ同義です。
車や、家電、ガジェットが時代に合わせて発展を遂げるように、ファッションも時代と共に移ろい、変化します。
ゆったりとした洋服に馴染みが無い人もこれを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
季節感、素材感を考えよう!
5つ目の季節感は、2つ目のTPOを弁えるという事と近しいです。
季節に合わせて、洋服を選ぶという事もオシャレには欠かせません。多くの人が無意識に実践できているかもしれませんが、今一度確認をしてみましょう。
ここでは簡単に季節に適していない素材感の紹介をしたいと思います。
春夏に適していない素材の代表は、
- ウール
- アクリル
- コーデュロイ
秋冬に適していない素材の代表は、
- リネン(麻)
- シアサッカー
などが挙げられると思います。
あくまでも、今までの常識とされて来た素材です。4つ目の最後でも言ったようにファッションの常識が変わるように、素材、生地も進化します。
夏に着れるウールや、冬に着れるリネンも少しずつ登場して来ていますが、初めはセオリー通りも季節にあった素材感を選ぶとことをおすすめします。
最後に。
いかがでしたか?
最後に5つのポイントをおさらいしましょう。
- コーディネートの種類を理解する
- 時と場所と場面に合わせて、服装を変える
- 定番な色合わせを知る
- サイズ感でトレンド感を掴む
- 季節に合った素材を取り入れる
5つの全てのポイントを明日からすぐに実践しようとする事は正直難しいでしょう。
どのポイントでもいいので、1つずつ意識してチャレンジしてみてください。
1つクリアしたら、またもう1つチャレンジというように、少しずつ意識してコーディネートをする事でオシャレに近づきます。
基本に忠実に積み重ねを反復していく事で無意識にオシャレが身に付いていくのです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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