こんにちは、Yudaiです。
今回は、大手セレクトショップと都内の古着屋で働くファッション、アパレル業界8年目の現役販売員の僕が、カジュアルファッションについて説明したいと思います。
カジュアルファッションと聞くと、多くの人はなんとなくデニムに、スニーカーのようなラフな服装を想像すると思います。
まさに、その通りです。
日本にいる8割の人は、カジュアルファッションです。
また、日本でいうカジュアルファッションとは、ほぼアメリカンカジュアルファッション(アメカジ)を指します。
では、なぜ日本人はカジュアルファッションが多いのか、どのようなコーディネートなのか。
詳しく紐解いてみましょう。
日本のカジュアルファッションの歴史
そもそも日本のカジュアルファッションは、アメリカの文化をとても色濃く影響受けています。
起源は1950年代まで遡り、第二次世界大戦で日本が敗戦した後に、アメリカ人指導者が率いるGHQという国連の組織が、日本の復興に努めた事に始まります。
歴史のお勉強では無いので、超簡単に説明すると、戦後、GHQつまりアメリカが日本を占領した為、アメリカ人が日本に増えて、若者がアメリカ人のファッションを真似し始めました。
これがカジュアルファッションの起源です。
ですので、カジュアルファッションでは必然的にアメリカ由来のアイテムになります。
次で詳しく見ていきましょう。
カジュアルファッションの要素
カジュアルファッションは主に4つの要素から成り立ちます。
また、その4つの要素をミックスしてコーディネートをします。
馴染みのある物ばかりだと思うので、改めて深く理解してみましょう。
ワーク
ワークとは労働者が作業をする時の洋服を意味します。
ワークに代表されるアイテムは、
- デニムパンツ
- ペインターパンツ
- カバーオール
- オーバーオール
などが挙げられます。
定番ブランドは、Levi’s、Dickies、Carhartt などが人気です。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
アウトドア
アウトドアとは、野外で行う活動全般を指しています。つまり、野外活動の際に着用する洋服を意味します。
野外活動の例を挙げると、トレッキング(登山)、ハンティング(猟)、フィッシング(釣り)、の3つが主にファッションと密接なアウトドアの要素です。
アウトドアに代表されるアイテムは、
- マウンテンパーカー
- ダウンジャケット
- フリースジャケット
- フィッシングベスト
- バックパック(リュック)
などが挙げられます。
定番ブランドは、The North Face、Patagonia、Columbiaなどが人気です。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
ミリタリー
ミリタリーとは、戦争服を意味します。主にはアメリカ軍の洋服を指します。また、軍物などと呼ばれる事もあります。
最近ではアメリカ以外の国の軍服も注目され始めています。
ミリタリー、軍物と呼ばれる要素は、実際どこの国もおおよそ似たようなデティールの物が多いです。(戦車、飛行機と同じように、各国で軍服の開発も競い合っていた為です。)
ミリタリーに代表されるアイテムは、
- カーゴパンツ類
- チノパン
- M-A1
- M-65コート、ジャケット
- Pコート
- トレンチコート
などが挙げられます。
ミリタリー要素のアイテムは、とてつも無い程のアイテム数があります。今回は、その中でもよく使われているアイテムを厳選してピックアップしてみました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
スポーツ
スポーツとは、その名の通りスポーツをする際に着用する洋服を意味します。
スポーツの種類は当然皆さんご存知だと思いますので、特にファッションと密接な物を挙げると、野球、テニス、バスケ、サッカー辺りでしょう。
スポーツに代表されるアイテムは、
- スニーカー
- スウェット類
- パーカー
- ジャージ
などが挙げられます。
定番なブランドは、Champion、NIKE、adidas、converseなどが人気です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
カジュアルファッションのコーディネート例
ワーク×ミリタリー
ミリタリー×アウトドア
アウトドア×スポーツ
ワーク×スポーツ
ミリタリー×ワーク×スポーツ
まとめ。
いかがでしたでしょうか?
アメカジについて理解を深めることができましたか?
もう一度、最後にカジュアルファッションのポイントをおさらいしましょう。
- 日本での起源は戦後から。
- 文字通りアメリカの影響を強く受けている。
- ワーク、アウトドア、ミリタリー、スポーツの4つの要素から成り立つ。
- 4つの要素をミックスしているコーディネートがほとんどである。
明日、街行く人のファッションをチェックしてみてください。多くの人はカジュアルファッションである事が確認できると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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